通信制短期大学のデメリット

同級生との交流機会が限られるためモチベーション維持が難しい

通信制短期大学は、学費の安さや都合の良い時間に授業を受けられるといった魅力があるものの、同級生と交流をする機会が限られるため、学習のモチベーション維持が難しいといったデメリットもあります。特に、定期的に行われるスクーリング授業やオリエンテーションなどにほとんど参加をしない人は、一人で学習をする時間が長くなるため、スムーズに単位を取得できるようしっかりと自己管理をすることが大切です。また、人によってはレポートの書き方や試験対策の仕方について悩んでしまうこともあり、卒業までに予想以上に時間が掛かってしまうケースもよく見られます。そうした悩みを解決するには、SNSを使って教員や他の学生と相談できるシステムを採用している通信制短期大学を探してみましょう。

就職活動の際に通学制の学生と比べて不利になることがある

各地の通信制短期大学の中には、様々な分野の優秀な教員が揃っているところや、カリキュラムに魅力があるところが少なくありませんが、就職活動の際に通学生の学生よりも不利に扱われてしまうケースも珍しくありません。たとえば、採用担当者にとって卒業後の明確な目標が分かりにくい学部や学科を選ぶ場合には、面接や書類選考を突破するのが難しいだけでなく、採用試験を受けられないこともあるため気を付けましょう。最近では、求人数が多い都市部を中心に、卒業後に就職を希望する学生を対象に面接対策やインターンシップといったサポートをしている通信制短期大学の数が増加しています。そのため、不安なく就職活動を進めるうえで、余裕を持って大学ごとのサポートの特徴を比較することが肝心です。

小学校教員免許を通信で取得するには、短期大学や大学を卒業していれば通信制大学の教育課程に3年時に編入するか、科目履修生として不足する単位を履修し、必要に応じて教育実習や演習に参加する方法があります。